楽器吹きてぇ〜欲を底上げされた本場の演奏まとめ

 

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今回の旅行では

オーストリア
チェコ
ポーランド

の3ヵ国を周り

オーストリアのウィーンと
チェコプラハで本場のオケやオペラを聴く機会に
恵まれました。

 

そこでの感想や思ったことを
まとめていきますー!


【ウィーン編 】


今回の旅行では初日にウィーンに到着して
その日の夜にコンサートに行ってきました。

場所はもちろん、
黄金のホールと言われる

『楽友協会 (現地ではムジーク・フェライン) 』

で演奏を聴いてきました。


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曲目:ショスタコーヴィッチ Sym.8
オケ:Gustav Mahler Jugendorchester (ユースオーケストラ)
チケット代:47 € (≒¥6000)


世界中から若い演奏家を集めてきて
構成されているオーケストラのようでした。

それだからか、
演奏がメチャうまなことは言うまでもありません。

 

何よりも印象的だったのは
演奏後に拍手大喝采が起きて
何度か指揮者が行ったり来たりした後

オケの演奏者たちが
ハグし合っている姿でした。

きっと、この演奏会が終わると
それぞれの国に戻ってそれぞれの演奏活動に
戻っていくのだろうと思いました。

ホントかどうかは知りませんwww

そんな姿が温かい演奏会で素晴らしかったです。

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楽器吹いている人あるあるだと思いますが、
僕はトロンボーンを吹いているので
どうしてもトロンボーンに注目してしまいます。

このオケのトロンボーンは何よりも
『パワフル!!』『バストロ半端ねぇ』
と言う感じでした。

 

楽友協会から宿への帰りは地下鉄を
使用しました。

地下鉄の入り口は難民らしき人が
寝込んでいたり、物乞いをしている方が
いました。

オーストリアは当初難民の受け入れに
寛容な態度をとってきました。
*現在は異なりますが↓

オーストリア総選挙、
難民受け入れ厳格化の国民党が第1党へ


僕には難民の方が
ウィーンの優雅で華やかなイメージとは
対照的に映り、

さらに演奏会の余韻と混じり合い
少し複雑な気分になりました。


チェコプラハ編】

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プラハには2日間滞在しましたが
運よく2日とも演奏会にいくことができました。

1日目はプラハ市内の西側に流れる
ブルタバの近くにある国立歌劇場
オペラを鑑賞しました。

チェスキークロムロフから
プラハに来るバスの中でプラハの観光スポットを
調べていると、

「National Theater」の文字が
Google Map上に表示され、

「行くっきゃないっしょ〜」と
迷わずホームページを調べると運よく
19:00から公演がありました。

予約しようとした
ちょうどそのタイミングで
Wi-Fiが使えるバスを降りてしまったため

国立歌劇場に直接行き、
そこでチケットを購入できました。

演目:THE EXCURSIONS OF MR. BROUCKE
チケット代:290CZK (≒¥1450)


↓さぁ、始まります

youtu.be

人生初オペラを
一番上の方から眺めていましたが
なかなかオモシロイ〜

ただ言葉がチェコ語(?)で
英語字幕はあったものの、

字幕を読んで意味を理解していると
ステージ上のパフォーマンスが見えず
視覚的に楽しめないという

思わぬ落とし穴にはめられたので
言葉は8割方諦めて、

演技を観て楽しむことにしましたw

 

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この初オペラでは
色々な発見がありました。

まず、

・オペラ歌手は大変だな...

ということ。

生でオペラを観るまでは
オペラ歌手は『歌が上手けりゃ評価される』と
安直に思っていました。

しかし、

実際に観てみると歌以外の
『演技力=表現力』も歌手には高いレベルが
必要で、

この道の方向に進むであろう
高校の友人のことを考えると、

やはり音楽の道は
ものすごく大変な道のりだなと感じました。

他にも今回のオペラでは
色々な発見がありましたが、
パブリックに書くとちょっと際どいので
自制しますw芸術って難しいなと思いました。


聞きたい方はぜひ直接聞いてくださいー

 

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あとは、
舞台上の像に対してプロジェクターで
光を当て、

いわゆる
プロジェクションマッピングのようにして
銅像の表情の変化をつけている舞台装置は
なかなか最先端だなと思いました。

オペラの本場、ヨーロッパで
客を飽きさせないように
最先端技術を取り入れて作品を作っているのに

クラシック音楽の需要が
ガッツリ下がっている日本は
新しい取り組みをしなくて良いのかなーと
感じる瞬間でもありました。



*現代の魔法使い落合陽一さんは
 興味深いことをやってくれていました↓

www.japanphil.or.jp



プラハ2日目の夜は
スメタナ・ホールと言われる場所での演奏会
行ってきました!

 

ここはいわゆる
市民会館らしいのですが、

いや〜市民会館にしては
レベルが違いすぎる...

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少なくとも僕の街にある市民会館とは
比べ物にならないほどステキな建物でした。
いや、比較するのも失礼かw


曲目:フィガロの結婚
      連作交響詩モルダウ
   新世界
オケ:Bohemian Symphony Orchestra Prague
チケット:900CZK(≒¥4500)


まあまあチケットの値段はしたのですが、
本場でその土地の作曲家の曲を聞けるので
いいっかーと思いました。


が、、、


実際の演奏は稀に見るイマイチ感...

何よりも
モルダウも新世界も

「そこはさすがにやっちゃあかんやろー」

 ってところで

平気でズラす、ハズす....

<<Oh, My God !!>> 


という感じでした。
ステマティックに揃っている演奏が
良いとは言い切れませんが
それにしても、うん。ねぇ...?

演奏が全て終わって拍手喝采が
起こると

トロンボーンのトップの人が
しれしれーっと袖にはけていきましたw

自分でも今回の演奏に
納得いかなかったんでしょうね...


僕はそのとき個人的に
『うん、わかるよ、その気持ち。』と
高校生のときを思い出してぞわぞわっとしましたwww

 

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【番外編:路上演奏】

しっかりとチケットを購入し
座席に腰掛け、

「さあどれどれ。」と聴く
演奏会も素晴らしいですが

海外といえば路上ライブじゃないすか?

街角や橋の途中で演奏している
単独や複数人でのアンサンブル演奏、
ステキでした。

特にプラハのカレル橋の上や
プラハ城の付近では活発に演奏活動が
行われており、

しかもどれもうまい!
という特典付き


しっかりと全部撮りきれていないのですが
その一部を、あなたにもおすそ分けします↓

 

youtu.be

↑本場のヒゲのおっちゃんが吹くと味がでるでる...。


youtu.be↑さすが、おウィーン〜